本の紹介
本の情報

タイトル:れんげ荘
著者名:群ようこ
出版社:角川春樹事務所
発売日:2011年5月15日(文庫本)
価格:¥533(税抜)
この本の初版は2009年
この本は初版本は2009年に出版されていて、2011年にハルキ文庫本として出版されました。電子書籍化はされていないようですね。
あらすじ

有名広告代理店で働いているキョウコは45歳でセミリタイアを決意。貯金暮らし、生活費は月10万と決める。家賃3万のれんげ荘トイレシャワー共同のボロアパードでの生活が始まる。
れんげ荘物語の続巻
れんげ荘シリーズの続巻は現在3冊発売されています
働かないの れんげ荘物語
ネコと昼寝 れんげ荘物語
散歩するネコ れんげ荘物語
ちょっと感想

キョウコは45歳まで実家に住んでいました。女性だとそうなのかもしれないですね。親も安心だろうしと思うかもしれませんが、キョウコの親は最強にうるさいく自分の思い通りにならない人間を嫌う人なんです。読んでいてうわーって思います。いくら実家暮らしが楽でもそんな親と住みたくはないなと思ってしまうほどの親ですよ。
キョウコが実家暮らしをつづけられたのは、貯金をするためという目的があったからでしょうね。目的があるとある程度のことは我慢できる。
れんげ荘の住人はキョウコを入れて、4人。皆さんいろいろおありのようです。だから、他人がどんな事情を持った人でも受け入れることができるのかもしれませんね。そして住人は途中で3人になります。
今の自分はできないけど、セミリタイアしたらこんな感じのこともあるのかなーと思いながら読んで、羨ましかったのが一番の感想です。でも、れんげ荘みたいにトイレとシャワーが共同なのは勘弁してください。この時点で私は10万円生活は無理なのかなと。