COVER 東京駅おもてうら交番・堀北恵平は恵平シリーズの2作目。
そしてこの2作目には比奈子シリーズの登場人物が2人出てきます。
誰でしょうね?これは読んでからのお楽しみですが
ヒントは「○○のブンザイで」と言う方と
その背中を追っている女性のコンビです。
COVER 東京駅おもてうら交番・堀北恵平を読んで
けっぺいちゃんのはじめての臨場
安定した職がない、住む家がない、頼る人もいない。
孤独のなかで、死が来る死を選ぶ。
そんな生活好きでやっている人はいない。
現代の闇の部分ですよね。
この、小説のメインの話ではないけれど
考えることが多いなと思いました。
ダミちゃんで「天ぷらまんじゅう」
天ぷらまんじゅうとは
てんぷら粉をつけたあんこ入りのまんじゅうを揚げたもの。
揚げまんじゅうとは違う。←ここ重要
天ぷらまんじゅうはけっぺいちゃんの故郷信州では
お盆の時期に食べる習慣があるそうで
心の整理をするにはよいものだったのでしょうね。
このタイミングで天ぷらまんじゅうを提供するダミさんは何者?
けっぺいちゃん
現在のけっぺいちゃんは刑事課で研修中。
鑑識の研修を受けて、現場に臨場したりしています。
今回は、大変な目にあうんです。
たまたま隣の席に座った記憶にない人
相手は意志をもって近づいてくる。
これに恐怖をおぼえますね。
そして、けっぺいちゃんって霊感あるのかな?
いろいろ見すぎでしょう。
それとも東京駅周辺がそんな場所なのか。
現実にありそうな事件
現実に起こりそうというのに怖さを感じる。
事件に巻き込まれた女性は夢を追いかけていた人。
その女性に執着してしまう犯人。
その人しかいないとう執着が事件を起こすんですよね。
内藤了さんの小説は
現代社会の問題や事件を連想させるものが多いです。
だからなのか、一気読み。
COVER 東京駅おもてうら交番・堀北恵平
本の情報
あらすじ
東京駅近くのホテルで死体が見つかった。鑑識研修中の新人女性警察官・堀北恵平は、事件の報せを受け現場へ駆けつける。血の海と化した部屋の中には、体の一部を切り取られた女性の遺体が……。陰惨な事件に絶句する恵平は、青年刑事・平野と捜査に乗り出す。しかし、またも同じ部分が切除された遺体が見つかり――犯人は何のために〈その部分〉を持ち去ったのか? 「警察官の卵」が現代の猟奇犯罪を追う、シリーズ第2弾。
Amazonより
著者紹介
著者名
内藤 了(ないとう りょう)
著者経歴
2月20日生まれ。長野県長野市出身、在住。
長野県立長野西高等学校卒。デザイン事務所経営。
おもな作品
2014年に、日本ホラー小説大賞読者賞受賞作『ON 猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子』でデビュー。この受賞作の『ON』につづくシリーズの『CUT』『AID』『LEAK』『ZERO』『ONE』『BACK』『MIX』『COPY』 『BURN上』 『BURN下』 などがある。
小学館文庫から出版されている『夢探偵フロイト』シリーズもある。